2024年6月26日、男性登山者が富士山8合目で意識を失い病院に搬送され亡くなったと報じられました。
亡くなったのはプロクライマーとして活躍している倉上慶大さんでした。
プロクライマーとして一線級の山々を踏破している人物であると思われますが、なぜ富士山8合目で意識を失ってしまったのでしょうか?
調査していくと、過去に心疾患を患ったことがあったようです。
死因や病気など、本記事でまとめました。
【顔画像】倉上慶大のWiki経歴プロフ!
倉上さんのプロフィールです。
- 名前:倉上 慶大(くらかみ けいた)
- 生年月日:1985年12月14日
- 出身:群馬県邑楽郡
- 職業:プロクライマー
倉上さんは高校山岳部でクライミングに出会いました。
そこで多くの経験を得、大学進学で新潟に住み始めたことを機にボルダリングにのめりこんでいきます。
ボルダリングにハマり込むことで、より困難なクライミングスタイルの追求と登攀に挑むようになっていきます。
そして、そのかたわらでプロクライマーとして自身のスライドショーや山岳雑誌などへの執筆などの活動も行っていき、自身が経験したクライミングの豊かさと奥深さを伝えていました。
そんな倉上さんのクライミングの経歴です。
- カリフォルニア州ヨセミテ、エル・キャピタンの「The Nose」の単独フリー初登
- 日本、瑞牆山十一面岩の「千日の瑠璃(250m, 5.14a R/X)」のフリー初登
- イギリス、ノースデボン海岸の「The Walk of Life(E9 6c)」の登攀
- 日本、長野県湯川の「燈明(5.13d/14a R)」のフリー初登
- 日本、瑞牆山十一面岩の「沈黙の春(A4+)」のグラウンドアップでの単独初登
- 日本、小川山の「覚醒(V14)」のグラウンドアップでの第2登
- 日本での多くのハイボルダーをグラウンドアップで初登
- 日本、二子山の「Mare(5.14c)」のグラウンドアップでの単独フリー登攀
上記のように、かなり経験豊富なクライマーであることがわかりますね。
にも関わらず、なぜ今回のような事故が起きてしまったのでしょうか?
狭心症で病気の過去があった?
報道では・・・
死亡したのは群馬県前橋市のプロクライマー 倉上慶大さん38歳で、 病死でした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/67f59156b3453beb0ea9906803455e73f0d9235b
このように報じられていました。
つまり、何らかの病気が原因で意識不明になってしまったということでしょう。
一体、何の病気だったのでしょうか?
調査していくと、過去、倉上さんは心臓の病気を患っていたことがわかりました。
プロクライマー倉上慶大の心臓が止まったのは、昨年、2021年11月28日の朝だった。
自らを追い込むようなハードなクライミングトレーニングが明け、5日ぶりのレスト日を楽しもうと、友人たちとマウンテンバイクで走り出した矢先のこと。トレイルに入る手前の赤信号で一時停止した倉上は、信号が変わってペダルを踏み込んだ瞬間、意識を失った。
中略
倉上が倒れた原因は、「運動誘発型の冠攣縮(かんれんしゅく)性狭心症」というシリアスな心臓病に由来する致死性不整脈(心室細動)で、医師の見立てでは「少なくともアスリートとしての復帰は難しい」というもの。クライミングや登山中の発作によって突然死する可能性もあった。
https://number.bunshun.jp/articles/-/856054
上記は2022年の記事です。そして、その記事内にて2021年11月に狭心症という病気によって病院の集中治療室に搬送されてことが明かされていました。
つまり、この時から心臓の病気が発症していたということがわかります。
ただ、狭心症に対しては除細動器を体内に埋め込むことで突然死のリスクを減らすことができるようで、担当医から提案されていたそうですが除細動器を埋め込むと腕が水平までしか上がらなくなる可能性があったため、倉上さんは機器を使用しない決断をしていました。
このことから、おそらく今回意識を失った原因は心疾患にあるのではないかと思われます。
とても残念な結果です。
まとめ
本記事では倉上さんのプロフィールや病気について取り上げました。
倉上さんはクライマーとして有名な方だったようで、同じ登山を経験している方々から悲しみの声が挙がっていました。
このようなことになってしまい言葉がありません。
ご冥福をお祈りいたします。
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