2024年7月13日、2022年にスイスで安楽死を選んだ日本人女性・迎田良子さんが話題になっていました。
日本においては安楽死は禁止されていますが、以前から国内において安楽死に関する議論がされてきました。
日本人にとってかなり意識されている問題かと思います。
安楽死が認められているスイスで自ら自分の生涯を終えた迎田さん。
一体、どのような人物だったのでしょうか?
本記事でまとめました。
【顔画像】迎田良子さんのWiki経歴プロフィール!
迎田さんのプロフィールです。
- 名前:迎田良子
- 生年月日:1958年
- 享年:64
- 出身:東京都
迎田さんは「両親と兄、迎田さん」の4人家族でした。
典型的な核家族であったようですが、小学生の頃から両親は不仲だったそうです。
そのため、母親が家に不倫相手である男性を頻繁に連れ込むことがありました。
その度にその男性に暴力を振るわれていましたが、母親はかばってくれなかったそうです。
迎田さんが中学生になると両親は離婚。
離婚後は母親に引き取られましたが、愛情は欠落していたようです。
若い迎田さんにとって家庭の中に自分の居場所を見つけることができませんでした。
迎田さんは辛い現実から逃れるように、紀行番組や洋画などの海外文化に興味を持つようになります。
そして将来は海外で仕事することを夢見るようになりました。
後に、家を出て自立。
上述したように海外文化に興味があった迎田さんは英語を学べる専門学校に入学。
学校を卒業すると、翻訳などを中心に行い生計を立てていきます。
日本人男性と結婚も子供ができず離婚
迎田さんが30代になる頃、日本人の男性と結婚しました。
母親を反面教師として、温かい家庭と子どもを持つことを望みました。
しかし、妊娠したものの流産。
加えて、流産時の手術の経過が悪いことが重なり、子どもを産めない体になってしまったそうです。
女性にとって、本当に苦しい状況だったと思います。
その後、迎田さんは夫と離婚しました。
再婚予定もパーキンソン病が発症
離婚後は、海外で日本語の講師をしていました。
その過程で、航空会社でフライトエンジニアをしていたフランス人男性と出会います。
フランス人男性とは10年以上交際。
交際が長くなり結婚の約束をしましたが、そんな時、2016年頃にパーキンソン病を発症してしまいます。
フランス人の婚約者はそれでも結婚しようと決意しましたが、彼も肺の難病に罹患しており、難病患者同士の介護は困難とのことから婚約破棄したそうです。
迎田さんは、難病に罹患したことで全てが狂ったことを明かしていました。
7年間の闘病もスイスで安楽死を選択
迎田さんは、パーキンソン病改善に効果があるという治療は積極的に取り入れました。
病気に良いとされる食事は毎日取り、強い副反応が起きる薬でも何度も服用しました。
しかし、病気の進行は一向に止まらず悪化の一途を辿ります。
少しずつ痛みや呼吸不全が強くなりました。
そして、7年間の闘病の末、安楽死を選択したのです。
迎田さんは、スイスの団体「ライフサークル」を自ら探し安楽死を申請。
許可が下り、2022年12月15日に逝去されました。
家族構成は?
迎田さんの家族構成はどうだったのでしょうか?
周囲に支えを求めることもできず、苦しみと正面から向き合うなかで次第に追い込まれていき、ついに安楽死することを決断した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a88d59ffbeaa3f735f777d37a61a777f132df3d1?page=4
前述したフランス人男性との結婚が破談になった後、迎田さんは両親を看取っています。
両親が亡くなってから一人で生活することが難しくなってきたと感じ、病態の進行もあったことから安楽死を決断したと明かしていました。
迎田さんが亡くなる際は家族はおらず、家族構成は「1人」だったと思われます。
報道では兄がいたとありましたが、兄を頼ることはできなかったのでしょうか?
そこで調査しましたが、迎田さんの兄についての情報は一切ありませんでした。
迎田さんは自宅の家庭状況から、一刻も早く独り立ちしたいと考えていました。
もしかしたらそれ以降、疎遠になってしまっていたのかもしれませんね。
まとめ
迎田良子さんのプロフィールや生い立ちについてまとめました。
幼少時の家庭事情から、海外の文化などに興味を持った迎田さんは英語の勉強を進め、翻訳の仕事や日本語の講師などをしていました。
結婚を決めた日本人男性もいましたが、流産後の手術のせいで子供を授かることが難しくなってしまい婚約破棄。
その後、フランス人男性と交際をし、結婚の話が出るもののパーキンソン病に罹患したことから破局。
両親が亡くなり、病状が悪化したことから安楽死を決断。
2022年12月15日スイスにおいて逝去されました。
安楽死については日本において賛否ある議題ですが、本格的に議論を進めて欲しい議題でもあります。
世論がどの方向に進んでいくのか注視していきたいと思います。
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