2024年8月1日、パリ五輪ボクシング女子66キロ級の試合にて、あるボクサーが話題になっています。
話題のボクサーはイマネ・ケリフ(イマン・ヘリフ)さん。
イマネさんは、昨年の世界選手権の性別検査で失格となっており、そんなボクサーが準々決勝に勝ち進んだことで物議を醸していました。
一体どういうことでしょうか?
本記事でまとめました。
何が問題なの?
AFP通信によると、敗れたカリニは「試合を続けない方がいいと思った。いつも男子と練習しているが、きょうの痛みはひどかった」と語った。
イタリアのメローニ首相がすぐに反応し、「男性遺伝子の特徴を持つ選手は、女子の試合に参加させるべきではない」と国際オリンピック委員会(IOC)を批判。
IOCは「全ての人には差別なくスポーツを行う権利がある。選手の性別と年齢はパスポートに基づいて決定される」との声明を出した。
イマネさんは生まれつき「性分化疾患」を患っているようで、性別は「女性」ですが性染色体に男性の染色体があるようです。
そのため、昨年の世界選手権の性別検査では失格だったようですが、なぜかパリ五輪は出場できていたようですね。
対戦した女性選手からすれば、男性遺伝子を持つ人物のパワーは脅威そのものであり、同じ土俵で戦うこと自体が不公平でしょう。
生物学上女性ですが男性遺伝子を持っている人物を女性遺伝子だけのフィールドで競わせるな、ということが話題になっているわけです。
一方で、イマネさんは「トランスジェンダー」という噂が流れていました。
しかしながら、イマネさんはトランスジェンダーではありません。
れっきとした女性ですが、男性遺伝子が含まれているだけです。
性同一性障害では無く、性転換手術なども一切受けていないようです。
勘違いしてはいけない部分ですね。
【性別:女性】イマネ・ケリフ(イマン・ヘリフ)のwiki経歴プロフ!
- 名前:イマネ・ケリフ(Imane Khelif / mān Khalīf)
- 生年月日:1995年5月2日
- 年齢:25歳
- 出身:アルジェリア
- 国籍:アルジェリア
- 身長:178cm
- 職業:ボクサー
- オリンピック参加:パリオリンピック女子ボクシング66kg級
イマネさんは女の子として生まれながら、幼少期からサッカーをしていたそうです。
16歳になると、サッカー選手として村では有名な存在になります。
家庭は貧しく、バス代を稼ぐために金属くずを売っていたそうですが、相当努力したのでしょうね。
その後、ケリフ選手はサッカーではなくボクシングに転向。
19歳になると、初めてボクシングの試合に出場。
2018年には、ボクシング世界選手権に出場するまでになります。
結果は一回戦敗退。
2019年、再び世界選手権に出場。
健闘むなしく一回戦敗退。
2022年、IBA世界女子ボクシング選手権に出場、決勝進出も惜しくも準優勝。
2023年、再度IBA世界女子ボクシング選手権に出場。この時も決勝まで勝ち上がります。
しかしながら、決勝戦直前で失格となりました。
理由は・・・
- DNA検査でXY染色体が確認された
- 体内テストステロン値の高さ
というものでした。
そんな中で、2024年パリ五輪に出場を果たしたのです。
なぜパリ五輪に出場できたかというと・・・
パリオリンピックの性別判定の基準は「12歳時点での性器での男女判定である」というものだそうです。
ということは、パリ五輪には問題なく出場しても良いということになりますね。
まとめ
イマネ・ケリフ(イマン・ヘリフ)さんのプロフィールについてまとめました。
結論ですが、イマネさんは女性ということです。
トランスジェンダーではありません。
かなり大きな話題になっていますが、どちらかというと出場を許可した運営側に問題があったかと思われます。
この問題は今後も論じられそうですね。
引き続き動向を見守りたいと思います。
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